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【講演】多職種連携による住環境整備 

 プラネット研究大会、南アルプス市主任ケアマネージャー研修会 

 
近年、「医療ー介護連携や多職種連携が欠かせない」と様々な現場で言われています。
 その接点であり、いろんな課題があるのが住環境整備。特に病院から退院し在宅生活へ移行する際の退院支援が、医療ー介護連携や多職種連携の課題を浮き彫りにしています。病院や介護事業所としての役割、さらに専門職としてどんな役割があるか、どこまでできて何はできないのかを認識することから連携は始まります。
 次に、自分たちの専門職はどのようにみられているかを知り、チームを構成する自分やほかのメンバーの強みと弱みを把握する必要があります。
 


住環境整備から見た、連携の課題

 住環境整備には、システムの構造上の課題があります。医療ー介護の構造的な問題であったり、各専門職が住環境整備のノウハウを知らなかったり、お互いの強み・弱みや役割を把握せず、目的も共有しないまま連携をとろうとしているー。
 そんな現状を整理しないまま、「連携をしましょう」という号令だけが飛び交っています。まず私たちは現状の整理をし、課題とそれぞれの役割を整理して、何をすべきかをワークショップを通してクリアにしていきます。

想像を超えるゴールへ 

そして住環境整備のゴールとは、バリアフリーにすることではありません。私たち専門職が思い描くような想定内のゴールではなく、ご本人やご家族と挑戦を重ね、ほしい暮らしを実現する「暮らしのリノベーション」という想定外のゴールを目指します。
 誰もが同じバリアフリーではなく、それぞれの生き方を反映させた住環境へ。これがこれからの高齢社会のあり方、リハビリテーションや連携の進む方向です。

 

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