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解体前の住宅で解剖学実習をする、超実践的な研修です。

 

リハビリテーション専門職、福祉用具専門相談員、ケアマネージャーなど、
地域で住環境整備の仕事をされている方におすすめ。
 
工具を初めて持つ方も安心の基礎編から、
解体前の住宅で解剖学実習を行う初級、
事例検討と実際の住宅改修をチームで行う中級と、
超実践的な研修メニューをご用意しています。
 
2010年から100名以上の方にご参加頂いてます。
 

研修の特徴

/ Features

解体前の住宅を解剖

解体前の住宅をお借りして、解剖学実習をします。床、壁、天井を剥がし構造を見る。その場で平面図を描けるように構造の名称を確認するなど、住宅の解剖学実習です。


建築士による本格指導

講師は、一級建築士・福祉住環境コーディネーター1級の伊東誠三氏(伊東工務店、専務取締役)。500件を超える住宅改修の専門家。バリアフリーの先にある豊かな普通の暮らしを実現するプロです。

現場で使える技術

この研修で得られるスキルは、現場で使える技術。壁をみれば、下地の位置がおおよそわかる。現場で平面図が描ける。建築関係者とかみ合った打ち合わせができるなど現場で使える技術が習得できます。

初めて工具を持つ人も安心

「興味はあるけど、工具を持ったことがない」そんな方も安心です。基礎編では、電動ドリル、ノコギリ、メジャーや水平器の使い方など丁寧にお伝えするプログラム。習うより慣れろ、ご自宅でのDIYでも活用できるかも!?

段階的にスキルアップ

初めての方でも安心な、基礎・初級・中級と段階的にスキルアップできる構成。住宅改修の基本的な考え方を学び、基本的な工具の使い方を知る。住宅の名称、構造を知り、事例を通して住宅改修の提案ができるようになります。

事例検討と住宅改修

中級では、私たちが直面する事例検討をします。限られた情報、今回限りの多職種チームで住宅改修案を考え、現場にいきます。情報と現場のズレを補正し、簡単な住宅改修と福祉用具の選定を行う超実践的なプログラムです。

【基礎編】 住環境整備の考え方と基本的な技術を習得

講師の豊富な事例、これからの住宅改修のあり方など理論を通して、バリアフリーの先にある住宅改修の考え方を学びます。次に工具の基本的な使い方を学び、実際の木造住宅を同じ構造の模擬壁で、下地を探し、手すりをつける実習を行います。工具を初めて持つ方も安心のプログラムで、楽しみながら実践的なスキルが身につきます。

【基礎編は研修会場で行います】

 

模擬壁に手すりをつけるワーク

全員体験できる模擬壁

最新の住環境整備の考え方を学びます

【初級編】 解体前の住宅で解剖学実習、建築構造を学ぶ

解体前の住宅で解剖学実習をしながら、実践的なスキルを身につける講座です。床、壁、天井を剥がし、住宅を構成する構造や部材の名称を確認します。さらに壁の下地を探し出し、手すりを設置します。その後に手すりが下地にしっかりついているか壁を壊して答え合わせをします。住宅の構造、手すりの設置、壁のぶち抜き方を体で覚える、超実践的なプログラムです。

 

現場で建築の名称や図面描きをします

天井、床、壁など解剖します

記憶に残る研修です

【中級編】 事例にあわせた住宅改修をチームで行う

中級は、解体前の住宅で事例検討と環境整備をします。限られた事例と住宅の情報(写真と平面図)を元に環境整備案を作ります。現場に行き事例の状態に合わせた、手すりの設置や段差の解消、壁を抜くなど簡単な住宅改修をします。その日の参加者でつくる多職種チームで話し合い、最適なプランを立て、その日のうちに環境整備をする実践的なプログラムです。

 

まずは、図面、事例の情報から環境整備のプランを練ります

必要となりそうな福祉用具を車に積み込みます

現場で住宅改修と福祉用具のマッチングをします

参加者の感想

/ Impressions

 

・実際に工具を使用して作業を行うと難しさがよく分かりました。力の入れ方一つでズレてしまい手すりや壁にもあとが残ってしまうので、高度な技術が必要だと思いました。今後、家屋調査の時にイメージしやすくなったと思います。
 
・普段の業務では、住宅改修の下見に伺うことは多かったのですが、実際手すりの取り付けは初めてだったので、良い経験となりました。今後の現場の下見の際に思い出しながら、活かせていければと思います。
 
・大工さんの仕事を体験できたみたいで貴重な時間でした。今後、家屋評価へ行った際に少し見方が変わりそうです。
 
・工具を使用したことはほとんどなく、扱うことができるか心配でしたが、指導してもらったことで手すりを取り付けることができ、達成感がありました。また、手すりをつけるという工程を実際に見て自分で体験することができてよかったです。
 
・想像以上に下地の位置がわからず、ネジが外れてしまい驚きました。普段、インパクトドライバーを使うことがないため、よい体験でした。

過去の開催

/ Blog

住宅解剖論2019

岐阜県恵那市


 
岐阜県恵那市で開催した、住宅解剖論の基礎編・初級編。大正時代の建物を活用して勉強させて頂きました。
 

住宅解剖論2018

山梨県


 
住環境整備の視点と考え方を学び、模擬壁で手すりをつける基礎編。たくさんのみなさまにご参加頂きました。